アイレム
発表年:1983年
どんなゲーム?
- 縦スクロールレースゲーム
- プレイヤーの乗り物はバイク
- 4輪車レースでは味わえない隙間すり抜け感
ジッピーレース ゲームレビュー
原文(旧レビュー原文)
バイクでアメリカを縦断する縦スクロールレースゲーム。
縦スクロールの典型的なレースゲームの形ですが、
舗装された道路やダートをバイクで走るというのがポイント。
都市への入り口部分で疑似3D画面になり突破するとクリア、成績が表示されます。
クセの無い作りと解り易さから当時は結構好んでやってました。
ジッピーレース ピンポイント高速すり抜けが快感
公道をバイクで走り抜けタイムでランクを競うレースゲーム。視点が縦スクロールと擬似3Dの2つがあり、レース内での場面で切り替わる。
縦スクロール視点ではステージ開始から次の目標都市を繋ぐ道路区間を走る。画面上部から流れてくる速度の遅い車を避ける。時折こちらの進路を塞ぐように動く車がいるが、接触ギリギリでかわすことができる。燃料ゲージ制なので何度ミスをしても燃料がある限りは継続できる。ミスをしたら燃料が減り、速度0から再加速する。燃料が空になるとゲームオーバーとなるので、道に落ちている燃料缶を拾いながら進む必要がある。
擬似3D視点は目標都市近辺から市内に入り切るまでの区間を走る。画面奥から手前に流れてくる車を一定時間避けていると目標都市に入ってステージクリアとなる。
レースと言えば車、なのですがこのゲームではバイクを操作するというのが良かった点だと思います。自動車と比べて車幅?が短いので障害物や車の間をすり抜ける操作感覚がこのゲームを面白くしています。細いピンポイントを狙って通過できた時の快感。それが連続してくるとまさに針の穴に糸を通すような狙いと操作。疾走という言葉がしっくりハマるゲーム性。多分今やっても十分に面白いと思います。
都市へのアプローチの擬似3D画面、市内に入っていくステージクリア演出がえらく適当で、自分のバイクが背景の都市に向かって段々と小さくなって消えていきます。なんか適当ですが妙に好きでした。
ゲームセンターよりもおもちゃ屋の軒先でよく遊んでたゲームでもあります。立ったまま操作する筐体で、日差し焼け防止の手作り日除けがよく被せられたりしてました。
私が小学生時代、友達と自転車で連れ立って遊ぶ時の定番の寄り道ポイント。現代ではこうした所謂軒先アーケードはすっかり見なくなりました。
昭和の憧憬 軒先アーケード!
画面をみんなでのぞきこむんだよな!