会社勤めで営業職であれば少なからず宿泊を伴う出張の機会があると思います。研修や会議などの多人数での宿泊の場合、もれなく全員(強制)参加の宴会や、仲間内で集まって会社の誰かを笑いものにして酒の肴にする部屋飲みがあったりします。これはこれで楽しいものではありますが、単独での出張の気楽さにはまた別格の楽しみがあります。
大浴場付きのホテルで時間をおいて何度もゆったり入浴したり、好きなテレビ番組を眺めたりと、いつもの日常の中ではなかなか落ち着いてできない好きなことが単独での出張ではできるのです。
結婚などしていて会社から帰宅して座る間もなく嫁から矢継ぎ早に発せられるコマンドの数々には辟易とするものです。やれ風呂沸いてるから子供と今すぐ入れ、片付かないからすぐ飯を食え、子供を寝かすから今見てるテレビ消せ、等々。また子供がおもちゃで遊ぶ音がガチャガチャと煩かったり(ベイブ〇ードが煩い)、晩御飯食べながら今日のニュースをテレビで見たいのに、嫁や子供が録画していたドラマ番組やアニメ映画などを延々見させられたり。とにかく
家では落ち着いてゆっくり好きなことができない!
↑ハ〇キルーペの渡〇謙調に
環境にいる人間にとっては単独のビジネス出張は絶好の気分転換の機会のひとつです。普段の環境から離れ、一人で静かにゆっくりと自分のためだけに時間を使う贅沢…
存分に堪能しましょう!
そんな単独のビジネス出張の楽しみの一つがホテルの部屋で一人過ごす晩酌です。酒を飲む人間であればこその楽しみです。外で買ってきた酒やつまみを食べながらテレビでも見てる時間は、普段が窮屈であればこそ気ままに自堕落できる環境は何物にも代えがたい娯楽なのです。で、その外で買ってきた酒やつまみなのですが、以前までは近所のコンビニで買っていましたが、ふと思いつきます。
車があるなら食料品スーパーで買えるよな?
選択肢も豊富でコンビニより安いはず!
地場の名産総菜なんかも買えるのでは?
しかしてその思い付きは正しかったようで、コンビニで購入するよりも安く、選択肢も比べ物にならないほどでした。それ以降私のビジネス出張の晩酌・晩飯は必ず食料品スーパーで揃えるようになり、あるテーマに基づいた購入をするようになります。そのテーマとは
いかに価格を抑えてバリエーション豊かな晩酌を実現するか
というものです。このテーマを持ってから食料品スーパーで購入するものをじっくりと吟味するようになりました。晩酌から晩飯への流れを踏まえつつ酒と味を楽しむことを第一に、いかに価格を抑えるかを第二に考えます。まるでシミュレーションゲームで戦いに合わせた陣形や布陣を考えることに似ていたりもします。
この記事ではビジネス出張した際に購入した晩酌・晩飯の組み合わせ・ラインナップの私の能書きをご紹介致します。
晩酌・晩飯をしながら文章を書き起こす実況感を重視していますので、その時の思いや考えがそのまま記述されています。文体が若干乱れるところもありますがご容赦ください。
目次
2023年12月 ホテルルートイン水戸県庁前 編
安定・安心のホテルルートイン
ホテルルートインは出張の多いサラリーマンの心強い味方で、欲しいものはだいたい揃ってるイメージです。
主な魅力として
- ビジネス拠点にアクセスしやすい立地
- 男女別大浴場
- 豊富なアメニティ
- 安定した部屋の質
が、挙げられます。
順に能書きを述べます!
ビジネス拠点にアクセスしやすい立地
ホテルルートインはビジネスマンが仕事しにくる場所の近辺に立地しているイメージです。例えば工業地帯や流通団地、官公庁近辺などです。またルートインの名前の通り大きな街道沿いや高速道路のインター近辺にも立地し駐車場も十分なので、車で移動するビジネスマンが多く利用しているイメージもあります。
男女別大浴場
私が一番気に入っているポイントです。大浴場を備えていても男女兼用で入れる時間帯が交代制というホテルもありますが(スー〇ーホテルなど)、自分が入りたい時間に入れない不自由さを感じます。いつでも好きなタイミングで入れる大浴場は大正義なのです。
豊富なアメニティ
部屋にも大浴場にも髭剃りが置いてあります。いつも思うのですが一回使って捨てるのがもったいないくらいのものが豊富にあるのは贅沢なものです。
安定した部屋の質
ノートパソコンを広げて入力するに困らないデスク、ノートパソコンを広げるであろうスペースのすぐ裏に設置された電源コンセント。無線LANも完備。全く問題ありません。
無線LANが普及する前はフロントでLANケーブルを借り出していた思い出!
水色とか青いコードね!
晩飯前の晩酌のラインナップ1
待望の晩酌開始。まずは最初のラインナップから!
- サッポロ 黒ラベル500ml
- カルビー 元祖たこやき亭
- プリマハム ビアソーセージ
サッポロ 黒ラベル500ml
大手のビール製造会社が様々な銘柄で凌ぎを削るビールカテゴリの中で私が最も好きなものがこのサッポロ 黒ラベル。しっかりした味わいや抑え気味の炭酸度合いなど、高い完成度を誇るビールです。
たまに飲む 染み入る一缶 黒ラベル!
思い付きだけどうまいことまとまったね!
カルビー 元祖たこやき亭
久しぶりに見たんだけどなんかカルビーになってんだけど何これ?フリトレーじゃないの? 調べたら2009年にカルビーの完全小会社になっていました。 で、売場ではキャベツ太郎と並列に陳列されており明らかに2択の提案。いつもならキャベツ太郎、今回は元祖たこやき亭を選択。なぜなら…
100円売価を貫いていたキャベツ太郎がついに100円売価を超えてしまったこと。嘘だろ太郎…。そしてこれ見よがしに大台を超えた太郎の隣に今まであまり量販店の定番にいなかったたこやき亭が105円売価で陳列。明らかに販売側の意図的なものを感じるしかない。
食べてみたところキャベツ太郎より甘い味わいなのだが、そんなことより粒の大きさが明らかに違和感。こんな小さかったっけ?いや、こんだけ小さくすりゃ105円売価も納得なんだけどさ、なるほどね。
プリマハム ビアソーセージ
ビアソーセージって名前からしてビールのつまみにしてください的な媚すら感じる商品。本当は生ハムにしたかったけどそうすると同価格帯では6枚しかないので11枚入りのこちらにする。ボロニアハムの味わいでビールも進むが若干脂っぽい。
晩飯前の晩酌のラインナップ2
- サントリー こだわり酒場レモンサワー7度
サントリー こだわり酒場レモンサワー7度
サッポロ 黒ラベル500mlはほどなく完飲してしまったので二の手である サントリー こだわり酒場レモンサワー7度 を開封。ビールとはまるで異なる味わいにつまみの印象も変わる。
プリマハム ビアソーセージの脂っこさをレモンの爽やかさで喉に流し込む。脂のコクから柑橘の酸味へ、味わいの鮮やかな切り替えを楽しむ。酒、美味い。
テレビはつまらないからパソコンでYOUTUBE動画を見る!
ゆっくり解説 【完全版】格ゲーの覇者”バーチャファイター”が絶望的に衰退した歴史 を視聴!
レモンサワーも飲み切ってしまったのでここで小休止。本日二度目の大浴場にGO。
21:00前後は大浴場も混雑気味。大人数付き合い飲みグループがホテルに帰ってきて風呂入る時間、なのでしょう。大浴場は洗い場が8つ。ビジホにしては大きい方。
晩飯兼つまみのラインナップ
晩飯と言いつつそれぞれがつまみになり得るラインナップ。
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- ブラックニッカ クリア180ml
- アイリスフーズ 富士山の強炭酸水500ml
- キャベツ&レタスのカット
- 昔懐かしナポリタン
- 焙煎ごまドレッシング20ml
- ※持参品 マルコメ 料亭の味 あさり
- コカ・コーラ やかんの麦茶
ブラックニッカ クリア180ml、アイリスフーズ 富士山の強炭酸水500ml
これでハイボールにする。ルートインはセルフで氷をアイスペールに入れて部屋に持っていける。このことに気づいてからルートインでの晩酌スタイルに自家製ハイボールが加わり幅が広がった。
それにしてもアイリスフーズ 富士山の強炭酸水500ml、アイリスオーヤマなんだろうけど、こんな分野にまで進出してんのかと感心。昔はプラスチックの衣装ケースメーカーと認識してたけど。炭酸水として他製品と比べて圧倒的に安かったので購入。
ブラックニッカ クリアは安価ながら十分美味い。
キャベツ&レタスのカット
見切り品を値引き購入。いくつかのレタスの端が変色してるけど目視で確認して弾けば問題なし。これを買ってきた昔懐かしナポリタンの透明な蓋にあけて焙煎ごまドレッシングを投入。さらに先ほどのプリマハム ビアソーセージの残りを適当にちぎって載せればボロニアハムサラダの出来上がり。ただのカットキャベツが立派な役付きサラダへとクラスチェンジ。ヘルシー感を得られしかも焙煎ごまドレッシング風味が十分酒のつまみとなる。
昔懐かしナポリタン
味濃い目、酸味のあるケチャップにまみれたナポリタンを炭酸のハイボールで流し味わう晩ごはん。テレビは点けていない。静かに味と向き合う出張独り晩酌の真骨頂の時間。微妙に化学調味料感あるナポリタンの酸味をブラックニッカハイボールの冷たさ、炭酸、味で洗い流す。爽快。そしてまたナポリタン。ハイボール。ナポリタン。たまに焙煎ごまドレッシングのボロニアハムサラダ。ハイボール。美味いしかない。
ナポリタンとハイボールの組み合わせ最高!
スパゲティのパンチョのナポリタンに粉チーズぶちまけ&タバスコどばどばかけてハイボール飲むのが小さな夢!
※持参品 マルコメ 料亭の味 あさり
予め購入しておいたみそ汁のワンパックもの。会社で内勤してコンビニ弁当などの時に活躍する味噌汁のパックを出張でTAKE OUT。ホテルの部屋にはお湯を沸かすポットがたいてい置いてあり、お茶飲み用のカップも備えられているので、味噌汁を一品加えることができる。
その他 コカ・コーラ やかんの麦茶 は夜中に喉が渇いて起きた時用の飲料水。
今回の晩酌・晩飯のトータルコスト
ここまでの晩酌・晩飯でトータル購入金額は
税込 1,788円
会社から出る出張手当で十分お釣りがくる金額。居酒屋でビールジョッキ2杯とつまみ2品と飯ものでも頼んだら、軽く3000円以上は飛びそうなことから考えるとこの金額は十分抑えたと言っていい結果。係る金額控え目なれど、酒・美味しさは大満足の晩酌兼晩飯。なにより自分の頭で考え、工夫したものは失敗しても成功してもどうあれ楽しいものです。
この組み合わせは失敗したから次は違うことしよう…とか!
これはうまくいったから次もリピだな…とか!
人によっては例えばかつやのかつ丼テイクアウトでビールが至高且つ抑えめ価格、となるかもしれません。それはそれでいいと思います。晩酌が失敗しても成功しても満足さえできればその出張宿泊の晩は幸せ一杯なのです。
独り出張で晩酌欲張りセットを堪能し!
寝落ちで翌朝体調を崩してトイレに籠りっぱなしでも!
翌日の仕事はきっちり勤め上げるまでがダメリーマンの嗜み!
番外編 朝食ビュッフェのラインナップ
ビジネスホテルで朝食付き宿泊だと食べたいものをセルフで取っていくビュッフェスタイルが定番。この日の私の朝食のラインナップは
- オムレツ・・・一口サイズオムレツにケチャップ
- ベーコン・・・ほど良い大きさと薄さと塩気
- クリームコロッケ・・・下味もしっかり
- 照り焼きチキン・・・朝からしっかりお肉
- ほうれん草ときのこのお浸し・・・こんな機会でもないと食べないお浸し。ゴマ油が効いている。
- ダルマ納豆・・・水戸なら納豆
- サラダ・・・レタスやスライス玉ねぎ、マッシュポテトなど自由に組み合わせてゴマ風味、フレンチ、和風など好みのドレッシングで。
- オクラとなめこと味噌汁・・・寸胴に入った具なしの味噌汁に具材を好きに入れる。この日はオクラとなめこ。両方入れる。
- 白飯・・・自動ご飯ディスペンサー。小盛・普通・大盛が選べる。コロナで一気にこの機材が普及した。
- コーヒーゼリー・・・あると嬉しい一品。私はかけないがミルクポーション的なものがある。
- 水・・・ガラスのコップに氷を入れた水が酒を飲んだ朝の身体に実に染み入る
ビジネスホテルの朝食ビュッフェのおかずは全体的に一口サイズで作られているものが多く、少しづつ多くの品目を食べたり好きなもののみを集中的に選ぶこともできる食べ方自在スタイル。とは言っても他の客もいるのでほどほどに。
あと朝食に限らず大浴場でも同じですが、休日の家族旅行ではないので子供がいないのでどこも基本的に静か。これが地味に良いポイントであり、落ち着いて自分時間に浸れる環境も単独のビジネス出張の魅力です。
独り出張ビジホ泊は日頃の煩わしさから抜け出し
ゆっくり時間を楽しむおひとり様パラダイス!
仕事もしっかりね!