セガ
(開発:コアランド)
発表年:1982年
どんなゲーム?
- アイスブロックを押し飛ばしスノービーを押し潰す
- 全てのスノービーを消して面クリア
- ダイアモンドブロックを3つ並べるとボーナス
目次
セガ(コアランド開発)ペンゴ ゲームレビュー
原文(旧レビュー原文)
ペンギンペンゴを操作して氷のブロックで仕切られた迷路をブロックスローや壁ブルブルなどの技を使って全ての敵を倒せばクリアの面クリア型パズルアクション。
全ての敵を倒すまでにかかった所用時間でボーナス点が変わるタイムアタック要素も加わりますが、
肝はボーナスブロックの存在で縦横に3個並べたらボーナス点が入るパズルの魅力だと思います。
キャラクターも可愛く何面かごとのペンゴショーも思わずふざけてると言ってしまうほど楽しいものです(インベーダーペンゴが大好きです)。
80年代前半のゲームですが未だに色褪せないそのゲーム性は普遍的なものですらあると思います。名作。
ペンゴを操作して氷塊をぶつけるゲーム
キャラが可愛い一画面固定パズルアクションゲーム。自キャラのペンギンのペンゴがお尻を振りながら動き回ります。そのペンゴを4方向に操作して氷壁を構成するアイスブロックを押し飛ばし、敵であるスノービーを全て消すことが目的となります。
パッと見だけでかなり遊び方が理解できますが、簡単ないくつかのルールを覚えれば問題なく楽しめるゲームです。
ルール
攻撃について
- スノービーをひとつのアイスブロックで複数潰すと数により高得点
- アイスブロックを押し飛ばすと他のアイスブロックまたは壁にぶつかるまで同じ速度で滑り続ける
- アイスブロックを押し飛ばす方向に他のアイスブロックまたは壁が接触しているとその場で崩れる(ダイアモンドブロックは崩せない)
- 壁に向かってボタンを押すとペンゴが接触している壁面を震わせることが可能。その壁面に接触しているスノービーは一定時間行動不能、ペンゴが触れて消滅
- スノービーの卵が入っているアイスブロックが存在(たまに卵が点滅する) 孵化前に崩すと卵消滅
スコアとタイム
- スノービーを全滅させたタイムでクリアボーナス点が変化
- ダイアモンドブロックを3つ直列に並べるとボーナス(10000点、壁面沿いで5000点) スコアが加算された後全てのスノービーが一定時間行動不能に
- スノービーは時間の経過と共に腕が生えて氷を崩しながら進み、最後に足が生えて画面隅で消滅する(永久パターン防止)
ミス
- スノービーに触れるとミス
ダイアモンドブロックは崩せない!
どっかのジョジョで聞いたフレーズだな!
スコアを伸ばすために
- スノービーをなる早で全滅させてタイムボーナスを得る
- ダイヤモンドブロックを並べてボーナスを得る
ことを狙っていきます。ダイヤモンドブロックを並べるボーナスは10000点 or 5000点と大きいので、いけそうなら積極的に狙います。制限時間がありますので面開始する時のブロックの配置を見てその面の方針、全滅タイムボーナスかダイヤモンドブロック並べかを判断します。
ペンゴショー
一定面をクリアするごとにペンゴのキャラクターがコーヒーブレイクがてらにデモンストレーションを見せてくれます。デモンストレーションは下記の種類があります。
ペンゴショーバリエーション
- ペンゴが何匹か出てきてダンス(して掃けていく)
- ペンゴか何匹か出てきて尻振りダンス(して掃けていく)
- ペンゴが何匹か出てきて中央で立ち止まり、こちらをちら見、して歩きさる
- ペンゴが何匹か出てきて中央まできて全員インベーダーの動きで掃けていく
- 真ん中に大きなアイスブロックが置いてあり、それを1匹のペンゴがどけると後ろで大きなコップでジュースを飲んでいるペンゴ発見
- 真ん中に大きなアイスブロックが置いてあり、それを1匹のペンゴがどけると後ろで大きなコップから何度か頭を出すペンゴ発見
インベーダーペンゴは正直コーヒー噴いた!
まさにコーヒーブレイク!
このペンゴショーのBGMはベートーヴェン交響曲第九番。通称第九。この曲を聴いて思い起こされることは今だと(2022年現在)エヴァンゲリオンの覚醒だとかなのでしょうが、私世代だと某イチマサのオホーツクのCMなのです。コーラス隊が第九をオホーツクオホーツクイチマサのオホーツクだけの歌詞で歌い上げる、それはそれは見事なCMでした。
このCMの双璧を成すのがロート製薬のCM!
鳩が一斉に飛び立つ映像のやつね!
歌詞がロートとロート製薬のみ!
ペンギンちゃんの氷かき
世代的にペンゴを現役でやったことがある皆様はアサヒ玩具 氷かき ぺんぎんちゃんなる氷かきマシンはご存知でしょうか?知っている、もしくは家にあった方も居られるかと思います。私も家にありました。「ペンギンちゃんのこおりかき〜」と歌が流れるCMを覚えています。
背中にハンドル脇の穴から氷を入れてハンドルをグルグル回すと胸の穴からかき氷が出てきます。のですが、かき氷の歩溜まりが悪く暑い日だとやってるうちに氷が溶けてペンギンの足元が水浸しになるという…。
かき氷にかけるシロップは明治屋のイチゴかメロンが定番!
最近この氷かきにばったりと出くわしました。子供のレクリエーション先として栃木県壬生町にある壬生おもちゃ博物館に行き、展示されている様々な年代のおもちゃを見るのですが、その中の一つにこの氷かきがあったのです。まさしくこれ!忘れてた子供の頃の記憶が蘇ります。
夏の暑い日に台所の冷凍庫から氷を出す。
ペンギンに入れてハンドルを回す。
ジャッジャッとかき氷が出てくる。
ハンドルの回す速度で微妙にかき氷の落ちる位置がずれる。
やけに水っぽいかき氷にシロップをかけて弟と食べる
水浸しのテーブルを見て…
布巾で拭いたかどうかは思い出せません!
拭いてないんだろ!
記憶とは無くなるものではなく埋もれるものなんだと実感します。ちょっとしたきっかけで蘇る記憶の鮮烈さは、子供の頃のものの方が鮮やかな気がします。
それは何故?
大人になるにつれ感動の色が薄くなっていくのさ…。
そういうのいいんだよ!ペンゴまとめよう!
まとめ
このペンゴはアクション要素とパズル要素に可愛いキャラクター性もあり、誰でもやり込みやすいシンプルで普遍的なゲーム性を持っていると思います。どうしてもレトロゲームという枠で捉えられがちですが、シンプルで面白いゲームはいつ、誰がやっても楽しいと思います。私の妄想では200年先の未来人がやっても、200年過去の侍がやってもハマれるゲームだと思います。
名作です。