ゼビウス アーケードゲームを芸術的水準に引き上げた歴史的名作

レトロゲーム
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ナムコ
(現バンダイナムコアミューズメント)
発表年:1983年

どんなゲーム?

  • 強制縦スクロール型シューティングゲーム
  • 空中の敵と地上の敵に応じてショットを撃ち分ける
  • 圧倒的な立体造形表現
  • 謎と神秘に満ちた雰囲気
  • 隠れキャラの先駆者

ゼビウス ゲームレビュー

原文(旧レビュー原文)
縦スクロール・シューティングにしてアーケード・ゲーム初期の金字搭ゲーム。ソル・バルウを操作して対空弾と対地弾でゼビウス軍を倒していく内容ですが、このゲーム恐ろしく微にいり細に渡った設定が存在し、ゲーム中に出てこないストーリーはおろか各敵キャラはもちろんただの弾にさえ名前と設定があり、もはやゲームの域を超えていたように思えます。そしてどこにも注意書きのされて無い隠れキャラの存在がまたミステリアスな魅力になり、様々なありもしない、できもしない噂がまことしやかに流れたのもこのゲームの神秘的な雰囲気がなせる技でした。当時小学高学年だった自分にやり込めるだけの経済力もなく画面を眺める事が多かったのですが、そのナスカの地上絵の上をバキュラが飛んでいる様を見てるだけで満足してました。中学になってからでも割とこのゲームはありましたのでやりましたけど、ガル・ザカート3連発が嫌でした。それとバキュラに256発打ち込んだら破壊できると言った奴、出てきなさい。チャレンジした人間がバカみたいじゃないか!たとえジョイ・ボールでやっても出来やしなかったという…。

世紀と世代を跨いで改めて歴史的ゲームをレビュー

言わずと知れた…と言うには時代が経過していますので、ここで改めてこのゲームを簡単に説明します。

このゲームの登場まではシューティングと言えば一画面固定のインベーダー系や横スクロールのスクランブル、ディフェンダーなどがありましたが画面が縦にスクロールするものはありませんでした。

加えて当時としては最高水準のグラフィックが映し出すゲームの世界。これまでのゲームの多くは地形などはのぺっとした単色塗り、キャラクターは部位ごとに単色でカラーリングされたものでした。その印象は全体に平べったく良くも悪くも二次元的なものでした。しかしこのゲームはキャラに陰影が描き込まれており立体感が吹き込まれていました。地上に建造されたドームやピラミッドの単純な造形だからこそ映える立体感。空中を回転しながら漂う無数の鉄板の立体表現は見るものに強烈な印象を与えました。

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ゲームの表現は平面から立体へ!

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それまでのゲームを全て過去のものにするほどの衝撃!

さらにこのゲームを魅力的にしたものはフィールド内に無数に散りばめられた隠れキャラの存在です。地中に埋まっているソルや残機が1機増えるスペシャルフラッグなどの隠れキャラの存在は、本筋のシューティングゲームに加えて隠れキャラを探すという軸をゲーム内に持ち込みました。

ゲームの奥が深いという表現が当時よく言われていたこのゲームの評判です。本筋とは違う目線でゲームを深堀りできる意味合いで言えばまさしくその通りです。先述の通りこのゲームに漂う謎や神秘的な雰囲気と相まって、出来もしないことが出来るというデマが誠しやかにプレイヤー間に拡がるなど、ゲームをしていない時でもプレイヤーの興味を惹いてやまない魅力がありました。

当時を知るプレイヤーにとってこのゲームはアーケードゲームの歴史的な転換点と認識できるゲームだと思います。そんな伝説的ゲームについてのあらましやら列伝などは既に数十年前に語り尽くされているので、今回のこのレビューは私がピックアップしたいところをピンポイントでレビューしたいと思います。

ピンポイントピックアップレビュー

隠れキャラ

ソル

隠れキャラ ソル
フィールドに無数に埋まっている得点源。自機のカーソルが赤く点滅した地点をブラスターで撃って出現、完全に出現しきった後の再度のブラスターで破壊。
埋まっているところを撃たれて地表にニョキニョキ生えてくる正多角錐の陰影描写もさることながら、地表に映し出されるソルの影が非常に印象に残る演出。ソルの成長?に合わせて影も伸びる様はそこに立体を感じる他ありません。

ソルに限らずこのゲームの多くのキャラは金属的な銀色の単色と、明滅する赤い核(コア?)で描写されています。キャラクター描写に使える色数を金属の質感の強調と陰影表現に注いだものと思われます。

フィールドに無数に埋まっているソルをカーソルを頼りに自力で探すことは結構な困難であり、結局のところゲーム情報誌の記事を見てソルの位置を覚えたものです。

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圧巻はエリア10、3連続ガルザカートの後の8本ソル!

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当時で頼りにしていたのは電波新聞社のマイコンBASICマガジンの記事SUPER Soft MAGAZINE!

スペシャルフラッグ

ソル同様にフィールド内に隠れており、出現させてから取得?で残機が1機増えます。敵機の攻撃を掻い潜りながらの出現チャレンジなので対空攻撃が手薄になりがちです。
スペシャルフラッグは隠れている間は横方向に移動しているので、一か所だけを集中爆撃しても出現させることができる…という情報を聞いて実際に何度かやってみたところ一度だけ成功したことがあります。ありますが、結局横に1キャラ分づつずらしながら爆撃した方が成功率は上でした。

スペシャルフラッグが隠れている場所はフィールド内に4か所。

    • エリア1 ゲーム開始してしばらく進み左右にかかる川の水平ライン
      SP 1
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私は左側1/4を集中砲撃でよく出現させてました!

    • エリア3 画面左側が陸(砂漠)、右側が海のエリア、陸側に海が入り込む湾の海峡?の水平ライン
      SP2
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ここは安定して成功できなかったイメージ!

    • エリア5 エリア4のアンドア・ジェネシス撃破後の海を渡った直後の埠頭の先端から1キャラ前の水平ライン
      SP3
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一番長い埠頭を目印に左に1キャラづつずらしながら爆撃!

  • エリア7  ハチドリの地上絵の尻尾の下1キャラ分の水平ライン
    SP4
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後半に備えしっかり取りましょう!

ゲーム開始後の隠しメッセージ

EVEZOO hidden message
ゲームスタートと同時に自機を右に移動させて画面右端に張り付いてブラスターを撃っていると出現するメッセージnamco ORIGINAL program by EVEZOO。EVEZOOとはこのゲームの開発者である遠藤雅伸氏のことです。このメッセージを出すことに成功すると10点入ります。

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ゲームスタートさせる前からレバーを右に、ブラスターボタンを押しっぱなしで確実に成功します!

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たまにゲーム開始直後に高速遠距離弾のギドスパリオの嵐に見舞われてビビる!

この隠しメッセージはメーカー側の海賊版対策として仕込まれており、ゲームを違法にコピー・改変して発売してもこの隠しメッセージで違法コピー・改変が証明されてしまうという罠なのです。

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違法コピー業者がどんなにこれはオリジナル開発品だ!と強弁しても本家ゼビウスと同じ箇所にゼビウス開発者の名前が出てくるのはあまりに不自然!

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こんなのが仕込まれているとも知らないでパクったんだろうね、XEVI〇Sは!

記憶に残る敵機

 

テラジ

テラジ
ゼビウスに登場する敵戦闘機の中で最も高い攻撃力、及び回避力を持つ最強の雑魚敵?画面上部より様々な角度から小規模連隊で自機に接近し、こちらの迎撃移動を察知するや弾を雨あられとばら撒いて去る面倒な相手。このゲームの敵戦闘機の多くは自機のレバー入力方向を見ているようで、迎撃を避けるように画面から掃けていく動きをします。このテラジは極端に判定が増幅されているのか、少しでも迎撃すべく寄ると実に敏感に反対側にターンバックしながら弾をばら撒きます。
そのアルゴリズムが腹に据えかねてテラジが出現してもレバー入力を一切行わずニュートラルのままでテラジを引き付けて、画面中央くらいまで引き付けてからレバーを寄せて迎撃すると割と撃破できます。が、レバーニュートラルの間は無防備なので注意が必要です。

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テラジは一機で700点!

グロブダー

グロブダー
地上を移動する戦車。この機体は特に攻撃はしてきませんがこちらの対地攻撃ブラスターを巧みに避ける動作をします。この敵を全ステージで完全に破壊しきることは割と困難だと思います。こちらのブラスター攻撃を想定して避ける動きがプログラムされている感触があります。

このグロブダー、存在感があったのかスピンアウト的に別ゲームのタイトルとして堂々の主役を果たしています。バリアとレーザーを駆使して全99面を攻略するものです。高次面に行くほど完璧なパターン遂行能力が必要となるナムコゲーです。ステージは任意で選べます。無策で臨む99面は金ドブとはどういうものか身をもって体験できます。

アンドアジェネシス

アンドアジェネシス
要所で出現するボス的な存在。と言ってもアンドアジェネシスを撃破してもゲームが終わる訳でもなく、ステージは淡々続きます。
四つの砲台と中心に核(コア)があり、中心の核をブラスターで破壊すれば撃破です。
空中飛行物体なのに対空砲(ザッパー)の当たり判定がありません。

中心の核をブラスターで破壊するとアンドアジェネシスの動きは全停止し、核からパイナップルのような物体ブラグザが高速で画面上部へと逃げていきます。このブラグザは敵の指令系統の本体のようで、いかにも次に備えるための退避のように去っていきます。当時中学生だった私は思いました。

この逃げるパイナップル撃破できないかな?

対空砲のザッパーに当たり判定がないので対地砲のブラスターをブラグザが退避中に射込むことを試します。アンドアジェネシスの核にブラスターを撃ち込んだら即自機を上部に移動させてブラグザの退避線上にブラスターを落とし命中を狙いますが、これがなかなか難しい。しかしついにこのパイナップルのような物体ブラグザをブラスターで仕留めることに成功しました。

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ブラグザを仕留めると一体どうなるか?

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それは?

命中地点から忽然と消えました。特に破壊モーションもスコアの加算もなく、です。どうやら当たり判定はあるもののそれ以外特になにもないということでしょうか。ゲームは粛々淡々と次のステージに進むのみでした。

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当時の私は思いました。あれ?今俺割と凄いことやったような気がするんだけど何この何事もなかったような扱いは?

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多分それゲーム的に仕留めちゃいけないやつなんだと思うよ!

ゾシー

グロブダー&ゾシー
ゲーム中盤以降に出現し自機にまとわりつくような動きでプレイヤーを悩ます難敵ゾシー。このゲームに登場する飛行敵の多くは動きのパターンが読み易く、自機の動きも組み立てやすいのですがこのゾシーの動きは読めません。

  • 遅くも早くもない速度で
  • 編隊で直線的に飛行し
  • 一定の間隔で移動方向を無慣性に変更し
  • 自機より後ろにやり過ごしても戻ってくる
  • 非常に厄介な敵
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ゾシーがどれくらい移動方向を無慣性に変更するかというとこれくらいは余裕

Dio走る!

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荒木先生ごめんなさい!

しかしなんと言っても最大の脅威は画面下部に消えてまた戻ってくる通称バックアタックです。画面から消えてやり過ごしたと安心してたらいきなり後ろから出てくる怖さったらありません。このゾシーだけは出現したら編隊殲滅を心掛けます。

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ゾシーのバックアタックには自機のバックファイヤーで対抗!

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自機の対空砲(ザッパー)は自機の機体後方1ドットまで攻撃判定があり、敵をそこまで引きつければ撃破できます!

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狙ってまでやりたくないまさに最後の選択肢!

ザカート

テレポートで自機の近くに出現して弾を出して消滅する兵器群。3種類を紹介。

ザカート

テレポートで自機の近くに出現して弾を1発撃って消滅する。出現から弾を吐き出すタイミングは一定の範囲内。テレポートで出現した後で自機に寄って移動してくるタイプと出現位置から動かないタイプがある。アンドアジェネシスが護衛として引き連れている。

ブラグザカート

テレポートで自機の近くに出現して弾を扇状に5発撃って消滅する。ザカートと同じ大きさで中心が赤く光る。テレポートで出現した後で自機に寄って移動してくる。

ガルザカート

ガルザカート
テレポートはせずに画面上部より飛来し、20発の弾と2発の追尾弾を花火のように円形に炸裂させる。炸裂地点より全方位に弾が飛ぶので自機は必ず攻撃範囲に入る。炸裂させたら回避行動必須なので出来れば炸裂前にザッパーで破壊したい。
攻撃力と引き換えにテレポートを諦めた重火力兵器。ガルザカートは出現前にシオナイトという敵反乱分子の機体が自機に接続し、その後シオナイトが画面上部へと飛び去った直後に出現する。

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強力な兵器がこの先に待ち構えてるとの情報リーク?

強力な全方位弾を放出するガルザカートだが、炸裂前の状態ではザッパー一発で落とせる。出現軸のヤマを張ってザッパー連射が吉。

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エリア10でガルザカートが三連発で飛来する場所があるぞ!

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その先によほど重要な何かがあるんですかねー?


ソル8基

バキュラ

バキュラ
ゼビウスを象徴する造形物。回転する空中鉄板。自機とザッパーに対して当たり判定を持つが破壊できない。厄介な障害物として避ける以外ない。
単純な造形が回転することで移り変わる陰影の描写が素晴らしく、ゲーム内に立体物を感じさせます。
ナスカの地上絵、ピラミッド、空中を漂う回転鉄板…ミステリアスな雰囲気に満ちたゲームです。

256発破壊説

256発のザッパーをバキュラに撃ち込めば破壊できる。

当時のゲーマー達の間で誠しやかに流れていた噂です。妙に信憑性がありそうな256というその数字。当時16ビットのマイコンが普及し始め16の二乗=256という数字が電産の上で何か秘密があるのではないかと!

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マイコン?パソコンではなく?

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当時はパソコンをマイコンって呼んでたんだよ!

見事に何もありませんでした!私がそれを確信したのは結構後の話で、後にファミコン版に移植されたゼビウスをハル研究所から発売されていたジョイボールでプレイした折でした。このジョイボール、手のひらで包むようなレバー操作と秒間16連射が可能な代物でした。それで嬉々としてバキュラにザッパーを撃ち込みまくるも破壊される気配がない。何度も試しますがまるで無理。こりゃそもそも256発破壊説は嘘だな、と。その時はファミコン版なのでアーケードではまた違うのだろうか?などと考えもしましたがその時ようやく気付きます。1秒に16発撃ち込むことができたとして、256発を撃ち込むには16秒かかる、と。ではバキュラが画面に16秒居続けるのかというと否、スクロールで流れてしまうので10秒はともかく16秒は到底無理だろう。うん、無理だなこりゃ。こうして理詰めで考えて私の中でバキュラ256発破壊説はようやくできないとして解決したのでした。

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なんか生き辛そう!

まとめ

伝説的スクロールシューティングゲームゼビウスを発売から41年後にレビューしてみました。当時にやり込んでいた人間でならではの視点と記憶が盛り込めたかと思います。また40年前の自分にはなかった気付きもあり、改めて凄いゲームだったと再確認できました。ゼビウスを知らない若い世代にはもちろん、ゲームの世界に携わる方々にはぜひ一度はしっかりプレイしてほしいゲームです。

キービジュアル

当時のキービジュアル。もちろん手描き。

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近代ゲームの礎がここにある!


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国でソースを保管すべき歴史的国産制作物です!

迎麻1UPらっきー

迎麻1UPらっきー

レトロゲームの追憶、IT系、自身の近況、フィットネスについて書き綴ります。記事へのコメントなどはX(旧Twitter)まで。

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